うちの三菱ミラージュディンゴGF-CQ2Aは相当古い車です。
現在21年物です。

古い車には当然のように起こる樹脂部品の白化と金属のサビ。
フロントグリルの黒い樹脂部分は劣化し、メッキは完全にボロボロです。

2021-06-19 16.04.12











メッキ部分の再生にはいろいろと調べました。
メッキ調塗装、再メッキ、クロームメッキテープかクロームメッキフィルムの貼り付け。

メッキのような塗装は屋内に置いて手で触らない模型にならば、
まあまあメッキっぽい塗装は可能ですが、
屋外で手で触る、何かにこすれる物へのメッキと同じ塗装は不可能です。

再メッキは金額の点で却下。
貼り物は平らで直線的な部分にならばいけそうですが、
曲面なので難しいです。
無理か綺麗にならないでしょう。
ということでボディ色部分以外は交換方向で探しました。

六角形ハニカム構造のABS樹脂製の汎用パーツは結構売られています。
厚みもあるので形を合わせて固定すれば可能ですが、
それよりもさらに面倒がない物をヤフオクで見つけました。
純正のグリルの内側の樹脂パーツだけが売られていたのでこれを落札。
既存の黒とメッキ部分の部品を外して取り替えるだけです。

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とは言えボディ色パーツは表面劣化が著しくクリアも剥げているため、
購入した部品取り付け前にボディ色の再塗装を行います。

まずは2000番の耐水ペーパーで段差がなくなるまで水をかけながら研ぎだすわけですが、
場所がないので風呂場で行いました。
全裸でお湯のシャワーをかけながらの作業です。
ファブルになった気分です。

クリアだけの予定が下地が出て来てしまいました。
薄っ!
これでもうボディ色の塗装も塗らなければならない事が決定したので、
慎重にではなく、もう一気にこすりまくります。
ガシガシこすってクリアとの段差がなくなるまでこすります。

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表面が平らになったら乾燥しシリコンオフで脱脂。
まずはボディ色を吹き付け塗装します。
薄く塗っては乾かしを下地色が見えなくなるまで繰り返し、
塗料が完全に乾いたらクリア塗装です。
クリアも何度も吹いては乾かしてを繰り返します。

ボディ色を塗った後に一度磨きこみ、
クリアの後にも磨きこめば最終的に綺麗な仕上がりになるんですが、
まあ今回は端折ります。

2021-06-20 11.01.10











湿度が高い時は塗装が曇ってしまうので、
塗装は天気が良い乾いた日に行いましょう。

ヤフオクで落とした中古樹脂パーツはわずかに劣化があったので、
ちょいとつや消し黒を吹き付けてから組み付けて修理完了です。

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グリルのスキマが網目になり以前より中が見えやすくなり、
奥の汚れたラジエターが見えやすくなったので後でつや消し黒でも塗らないと。